歯周病治療

質の高い歯周病治療に
効果的な「レーザー治療」対応の
歯科医院

細かい細菌も的確に除去できます!

歯周病を再発させないためには、可能な限り歯周病菌を増殖させないことが重要です。当院は、レーザーを活用した質の高い歯周病治療を行っております。レーザーの光と熱により、歯周ポケットの深い部分にも的確にアプローチして、細菌を減少・死滅させ、無毒化することが可能です。従来の歯周病治療は、治療時に出血が多いため、治療時間が長くなり、術後の治癒経過も遅いことが課題でした。しかし、レーザーを用いることで、治療と同時に患部の殺菌、消毒が行えるため、治癒経過が非常に良好です。その結果、短時間での治療が可能で、患者様の負担が軽減されます。目に見えない歯周病菌をスムーズに除去することが可能です。

歯周病の治療方法

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

歯周病の基本治療は、歯石除去です。歯石除去は、「スケーリング」と「ルートプレーニング」の2つの方法で行います。スケーリングは、スケーラーで歯の表面に付着した歯石やバイオフィルム(細菌の集まり)を取り除く処置です。ルートプレーニングは、歯周ポケット内部の歯石や汚染されたセメント質を除去し、歯の根の表面を滑らかに整える処置です。SPRを行うことで、歯周ポケットの炎症を軽減し、細菌の再付着を防ぎます。

歯磨き指導

歯磨き指導歯の健康を維持するためには、定期的な歯科検診と適切なセルフケアの両方が必要です。歯科医院でのクリーニングをより効果的にするために歯磨き指導も行っています。口腔内の状態に合った正しい歯磨き方法をお伝えしますので、ご自宅で実践してください。

歯周外科治療

歯周病が進行し、通常の歯石除去だけでは改善できない深い部分に歯石や炎症性物質が溜まっている場合、歯肉を一度、切開して歯周組織内の細菌除去を行う必要があります。歯周外科治療は、通常の歯石除去では届かない深い領域にアプローチし、歯周病の進行を抑えるために行います。しかし、全ての患者様に行うものではなく、診断に基づいて必要性を判断し、必要な場合にのみ適用します。

歯周組織再生療法

歯周病によって失われた歯肉や骨は、通常自然に再生することはありません。歯周組織再生療法は、歯周病による骨の損失の程度や形態を評価し、適切な薬剤を用いて再生を促します。ただし、この治療法はすべての患者様に適用できるわけではないため、再生治療が有効と考えられる場合にのみ適用します。

痛くない・削らない
「ぺリソルブ」

ペリソルブは歯垢や歯石を薬で除去する治療法です。通常の歯周病治療と比べて痛みや出血が少なく、歯垢や歯石を効果的に取り除くことができます。通常の歯周病治療では、振動を与えて歯垢や歯石を取り除くため、細菌や汚れがお口の中に飛び散り、細菌感染を起こすリスクがあります。しかし、ペリソルブでは薬を使用するため、このようなリスクがほとんどなく安心です。

歯茎の腫れ・出血が
ある場合は歯周病を
疑いましょう

歯ぐきからの出血や歯ぐきの腫れは、典型的な歯周病の症状です。歯周病は日本人に多い口内疾患で、放置すると歯を支える歯ぐきが退縮し、顎の骨も溶けてしまい、最終的に歯が抜け落ちる可能性があります。また、歯周病は単なる口内の問題だけではなく、全身の健康にも影響を及ぼします。歯周病の治療や予防は、歯を守るだけではなく全身の健康を守ることにもつながるため、歯ぐきの腫れや赤みなどが見られた際は、お早めにご相談ください。

歯周病と全身の健康

歯周病になると、細菌や有害物質が血液中に侵入し、全身の各器官に影響を及ぼす可能性があります。歯周病は口腔内から始まりますが、その影響は口腔内だけにとどまりません。定期的な歯科検診と適切な歯周病の治療は、歯の健康だけではなく、全身の健康を守るためにも重要です。現在、歯周病と関連があると考えられている疾患には、以下のものがあります。

  • 動脈硬化
  • 脳梗塞
  • 脳卒中
  • 心臓疾患
  • 糖尿病
  • 腎臓病
  • 関節リウマチ
  • 肺炎
  • 低体重児出産

歯周病治療の流れ

1歯周組織検査【歯周ポケット検査・レントゲン検査】

  • ポケット検査

    歯周ポケットは、歯と歯肉の間にあるスペースのことです。その深さを計測することで、歯周病の進行状態を把握します。通常、健康な歯周ポケットの深さは、2ミリから3ミリです。ポケットの深さが4ミリ以上になると歯周病の進行が疑われ、深さに応じて軽度、中等度、重度と分類されます。
  • レントゲン検査

    レントゲンを使用して歯周組織や骨の状態を確認します。これにより、歯周病が骨にどの程度影響を与えているかや、歯根の周りの骨の吸収具合を確認できます。特に重度の歯周病は、骨の損失が進行していることが、レントゲン画像で明らかになります。

2スケーリング

歯ぐきの上部に付着した歯石を取り除きます。当院は、超音波スケーラーを使用して、歯と歯ぐきに負担が少ない歯垢・歯石除去を行っています。

3染め出し

正しい歯磨きができていますか?

当院は、プラーク(歯垢)の存在を視覚的に把握するために染め出しを行っています。歯周病は、このプラーク中に存在する細菌によって引き起こされるため、プラークの効果的な除去が予防や治療において重要です。患者様と歯科医師が、プラークがどこに存在し、どの程度除去される必要があるかを明確に把握できます。(磨き残している箇所を確認可能)この情報に基づいて、歯周病予防のための適切な歯磨き方法や口腔ケアのアドバイスを提供できます。患者様と協力してプラークを管理することは、歯周病のリスクを軽減し、口腔内の健康を維持するのに役立ちます。

再検査

スケーリングや歯磨き指導を受けた後で、どの程度歯周病が改善されたかを確認します。

5SRP

スケーリングと正しい歯磨きを行っても、症状が改善されない場合は、局所麻酔を行い、歯周ポケット内の深い部分に溜まっている歯石を徹底的に除去します。

6再検査

SRPを行った後で、歯周病がどの程度、改善できたかを確認します。

7歯周外科治療

SRPを行っても予測した結果が得られない場合は、歯周外科手術を適用します。

8再評価

歯周外科治療を行った箇所の改善状況を確認します。

9メインテナンス・定期検診

メインテナンス・定期検診歯周病治療が終了したら、歯周病を繰り返さないために定期検診に移行します。歯周病の怖いところは、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。日本人の多くの方が、歯周病に気付かないまま進行してしまっていることが事実としてあります。歯周病は進行すると、歯茎が炎症を起こし、歯を支える骨も損傷します。最悪の場合、歯を抜歯しなければならなくなることもあります。歯石が溜まらないように定期的に歯科医院で取り除かなければ、歯石の周りに歯周病の原因となるプラーク(歯垢)がどんどん付着し、炎症や感染の進行を助長します。このサイクルが進むと、歯茎の出血、腫れ、口臭などの症状が現れ、歯周病はより進行した段階に進みます。このような症状を未然に防ぐために、定期的な歯科検診と歯石の除去が非常に重要です。少なくとも半年に一度、できれば2〜3か月に1度の頻度で歯科医院を受診し、歯周病の早期発見と予防に努めることが大切です。

歯周病予防には
定期検診が効果的です!

担当歯科衛生士が質の高いメインテナンスを行います

歯周病の予防には適切なプロフェッショナルケアとセルフケアが不可欠です。プラーク(歯垢)を溜めないように毎日、正しい歯磨きを続け、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けましょう。歯科医師・歯科衛生士が専門的なチェックを行い、歯磨き不足がある箇所を特定し、効果的な歯磨き指導を行います。さらに、歯の表面や歯ぐきの隅々までクリーニングし、口腔内の健康を維持します。口内の汚れや歯垢は、1ヶ月から3ヶ月程度で再び形成されるため、定期的なメインテナンスが歯周病予防に役立ちます。お口の健康を守りたい方は当院までお気軽にご相談ください。当院の歯科衛生士は担当制です。